2008年5月26日月曜日

観劇日和

「今日は・・・」と書きたいのに、つい「昨日は」になってしまう、日付変更真夜中ブログです。筆不精(なのに書き出すと長い)のエッサッホイさにいつもお付き合い下さりありがとうございます!


昨日は、5月1日「GalaRibbon」に特別出演して下さった玉井勝教の舞台を拝見しました。
「SHE IS BEYOND GOOD AND EVIL.」という題のお芝居。


玉井さんは「GalaRibbon」の時の駄目な絵本作家や変な鍵屋さんとは全然違う(笑)、優しい青年役で、爽やかなお声が生きていました。


このお芝居で私が特に感じた魅力は「伏線」の妙です。

しっかりした布石となる、それでいてその時はこれ伏線だなと感じさせない台詞があり、後のシーンでその一言がものすごい効果を発揮するというすごい仕掛けを感じたのです。

お客さん側の考えるスピードの、ほんのちょっと先をその役の人物が行く。なので、「もしかして・・・」と、前の台詞と今の状況がつながりかけた瞬間、その人物はまさにお客さんが気づき始めた状況の中での感情のど真ん中にいてそれを表現している。

確信した瞬間に、その人物がその感情の頂点にいる訳ですから、見ている側の感情も一気に大きく揺さぶられます。
それが、今は側にいない家族に対して抱く、とてもあったかくそして悲しく切ない感情で、一気にボロボロ涙が落ちました。

他にも、一人一人役によってそれぞれ言葉の選択(その人がそういう言葉を選んでしゃべること)に説得力があるのに、それでいて聞き慣れた言葉まで新鮮に感じられたりと、とても興味深い内容でした。



夜はミュージカル「ルドルフ」を拝見。
音楽・歌、お芝居は勿論、照明や舞台装置を含めた全体の演出に、とにかく脱帽でした。脱帽ポイントは沢山あるのですが、中でも、ルドルフの乗った馬車が走るシーンの照明や、ステファニーの2幕でのソロ、そしてラスト追い詰められたルドルフとマリーが白い衣装でひれ伏している光景は、目に焼きついて離れません。

本当に、素晴らしい舞台でした。

ご覧になってない方には、なんのこっちゃの内容でごめんなさい!

・・・・・

『青猫物語』出演者先行予約のお申し込みを締め切らせて頂きました。短い期間にもかかわらず、沢山のご予約を頂きまして、誠にありがとうございました!!