2008年5月11日日曜日

リンゴとおやじさん



電車やバスの中で、稽古中の台詞を全部頭に巡らしておさらいする癖があります。相手役を想定して目線を動かすのは勿論、うっかりすると、口をパクパク動かしたり、ちょっと小さな声でしゃべってしまうので、すぐに怪しい人です。気をつけなくてはいけません。

先日、「陽なたLIVE」の第一部「銀河鉄道の夜」をいつものように電車の中でおさらいしていた時のことです。

私がやるカムパネルラの台詞に「なんだかリンゴのにおいがする」というのがあります。さぁリンゴの匂いを想像して、と深呼吸をしたところ、なんと本当にリンゴ良い香りがしました。

まさかと思ってもう一度鼻から深呼吸。やはりリンゴ、青リンゴの香り。近くにリンゴの姿はなく、私の想像力というか妄想力も、ついに嗅覚を刺激するまでになったのか!と思いましたが、なんだかそれも益々怪しい人になってしまう気がして認めたくないので、偶然ということに。

それにしても、リンゴの匂いを想定して嗅いでおいて、実際リンゴの匂いがしたら驚くなんて、まだまだです。

写真は、絵はんこ作家カキノジンさん作、ちっちゃなおやじのはんこ。(見にくくて目を凝らさせてしまいごめんなさい)

これも、ちっちゃなおやじを想定して押すのに、何故か毎回あまりにおやじさんがちゃんとあらわれるのに驚きます。

まだまだ、そして、これからです。