2008年11月17日月曜日

風邪にはチョコ

「GalaRibbon∞CafeLive」のチケットがほぼ完売となりました。 ご予約下さいましたお客様、本当にありがとうございます。キャンセル待ちでのご予約受付もしておりますので、引き続きお気軽にお問い合わせ下さい。

ところで、最近紀伊国屋ホールで拝見した「赤シャツ」という芝居が本当に素晴らしかったです。「青猫物語」も書かれた、マキノノゾミさん三部作の二作目です。
夏目漱石の「坊ちゃん」に出てくる赤シャツが主人公で、彼が実は気の弱い気配りばかりの近代日本人典型の男だったという設定の作品。「ハムレット」に出てくるクローディアスの視点から書いた小説「クローディアスの日記」を少し思い出させる、内容や状況を大きく変えず、時に全く同じ文を違った視点から捉えさせ天地をひっくり返すというなんとも見事な展開。赤シャツを中心とした、登場人物の心の動きが痛いほど伝わり、悔しくて切なくて、ねじられるように涙しました。三作目「MOTHER」も楽しみでなりません。


ちょっと風邪気味で、病院に行きました。近所の病院のおじいちゃん先生をとても信頼しています。いつも、仕事は?と聞かれ、一応舞台やってます。と答えるのですが、また次に行くと、仕事は?と聞かれます。でも、私が舞台と言うたびに、へー!スターさんになるのかい!と嬉しそうに驚いてくれるので、私は毎回のこのやり取りが好きです。

誰かに、生きててよかったと思ってもらえるような歌を歌いたい。誰がどう言おうと、自分の基準で一番誠実に表現する。どんなに小さな舞台でも、最高の表現や歌をお客様に見て頂ければ一番幸せ。
そんな風に思って生きてきました。きっと、これからも思い続けるのだと思います。

でも、加えて最近は、私の周りの人を、応援して支えてくれる人を私は幸せにしなければいけない。少しおこがましいですが、そう思います。
そのためには、おじいちゃん先生の言う、スターさんになりたいと思います。改めての、自分自身への戦線布告です。とは言え、出来ることは一歩一歩です。

青いです。少し恥ずかしいですが、ちゃんと言葉にしてもいいかなと思いまして書きました。

お付き合い、ありがとうございました。

ではまた!

2008年11月12日水曜日

おかげさまの三日間









ご無沙汰しております。
11月9日に、昨年「レ・ミゼラブル」でご一緒させて頂いた港幸樹さんのソロライブ「Dream」に、GalaRibbonとしてサプライズゲストで出演。10日11日と、TMAextra「学園天国」の三回公演。

この3日間、お陰さまで無事に終えることが出来ました。

港さんのライブは、前回のファーストソロライブ「Voice」を拝見した際、その魅力的なステージに、いつの日かゲストとして呼んで頂けたら…と夢見ていたので、今回は心底嬉しく、本当に光栄でした。

TMAextra「学園天国」、今は無事に終わってとにかくホッとしています。
最後の最後までわがままをお願いしたも関らず、本当にどこまでも助けて下さいました照明・音響スタッフの皆様、曲のアレンジ打ち込みをお引き受け下さった方、チラシの絵のデザインをして下さった方、客席装飾の絵を描いて下さった方、受付など何から何まで引き受けて下さった東宝の方々とアカデミー123期の仲間、そしてお忙しい中合間を縫って監修を引き受けて下さいました前田清実先生、本当にありがとうございました!

そして何より、寒い中会場に足をお運びくださったお客様、誠にありがとうございました!毎回、温かい拍手と笑い声にものすごく助けて頂きました。また、お書き下さったアンケートはTMAの財産です。真摯に受け止め、反省と感謝をし、前へ進みたいと思います。


一から一緒に原案を練り、アイディアを出し合って演出をし、最後は台詞も演出もどんどん増やすわ変えるわの中、一緒に走り抜けてくれたTMAextraの仲間。
今回、身近にいる仲間の魅力や才能を改めて発見した気がします。決して仲間内で満足して世界を狭くすることなく、ですが同時に身内を甘く見ることなく尊敬し、これからも盗み高め合って行けたらと思います。

写真は、「学園天国」終演後着替え始めてしまってから気がついて、慌てて撮った名児耶ゆりとの一枚。港さんのライブでの嬉しい一枚。そして、同じく「学園天国」で一緒に双子女子役をやった相方、関谷春子ちゃんと。

ではまた!