2008年5月20日火曜日

少年からお母さんへ


先日18日「陽なたLIVE Vol.1」おかげさまで無事に終了しました。

お忙しい中、見に来て下さいました皆様、本当にありがとうございました!いつも駆けつけてくれる友人や、このLIVEのお陰で久しぶりにお会い出来た方、そして舞台を通してお知り合いになれた方の優しいお言葉やあったかい笑顔が、心底ありがたく、また次への力を頂きました。

また、お忙しく、今回はいらして頂けなかった方からも、応援のメールなどお気遣い頂き、こちらもありがたく、そのあったかさにホロっとでした。


今回LIVEで歌わせて頂いた「リトル・マーメイド」の「パート・オブ・ユアワールド」は、強い地声で歌う曲を好みがちな私にとってはそのふんわりした曲調が新境地でした。ですがその分、声のことテンポのことなど今までにない発見もあり勉強になりました。

安全圏を守らないこと、先輩の提案は聞くものだと、生意気若僧の私あらためて感じました。

と同時に、最後までピアニストの岡田あかりさんに悩みながら我儘を言うなど、(その度に優しく応えて下さいました・泣)歌の技術や発声は勿論ですが、それに加えて曲への取り組み方、特に最初の一歩についての未熟さと研究の必要性を感じ反省しました。


この最初の第一歩の重要性の実感は芝居「銀河鉄道の夜」にも言えました。
この場面で何を見せたいか(場面の意味)を考える時(例えばジョバンニに対してカムパネルラが心を開いたことを見せたいなど)、その沢山ある表現方法の中で、その人物の性格ならどう表現すべきかということを最初のアプローチの段階からもっと綿密に捉え、台詞の言い方や動作などを組み立てていけるようになることが今後の課題です。


最後までわがままを聞いて下さり、本当にお世話になりました共演者の皆様スタッフの皆様に、心から感謝申し上げます。



さて、次は6月末のアカデミー稽古場試演会に向けて稽古が始まっています。
今度のお芝居、私は19歳の娘がいるお母さん役です。「銀河鉄道の夜」カムパネルラはなかなか好きな役だったのですが、もう少年にひたっていてはいけませんね。

「陽なたLIVE」で頂いた、あったかいお言葉と反省の収穫を糧にお母さん張り切って参ります。


写真は稽古場でお世話になっている方から頂いた若鮎という和菓子。
私は初めて食べました。外はどら焼き、中はぎゅうひ。意外なコンビは美味しいです。
意外で味がある、なんてなんて魅力的です。
そんな存在になりたいものです。