第一に、被災地の方々、そしてご家族やご友人と連絡が取れず心配をされている方、疲労や不安、ストレスを抱えてらっしゃる方に、心よりお見舞い申し上げます。
私は稽古場におりましたが、怪我もなく、5時間歩いて自宅に帰宅することが出来ました。
冷静にと心掛けていたつもりですが、今思えばとても冷静な状態ではなかったと思います。
今も溢れる情報について自信を持って正確な判断をすることが出来ないことや、言葉の力を信じているのにむしろその怖さを感じ、なかなか発信できないことに、情けなさを感じています。
しかし、その状態を反省すると同時に、報道に注意し、色々調べ、様々な方のご意見を読み、無事でいられた自分が怖がってなどいられない、とても迅速とは言えませんが、何もできないと嘆かず、元気を持って自分の出来ることをします。
節電、節水、募金、そして、何に注意し何をすべきかというかということが様々なメディアで伝えられる中で、信頼できる情報なのか、とにかく冷静に判断することに努めます。
余震が続き、輪番停電も開始されますが、私の近所では沢山のお店が通常通り営業していたり、自分の稽古も再開し、段々日常の行動を取り戻していくと思います。
でも被災地の方々はたった今もそしてこれからも長い長い日々の中で懸命に闘われていくことを、今後も決して目を離さずに、一人でも多くの方の安全と一刻も早い復興を心底祈り続けたいです。
また、日本を誇りに思う時、この国の中で、この国を支えているのは決して日本人だけではないことを、常に忘れたくないです。
当たり前のことや偉そうなこと、長々すみません。
これを書きながらも、まだまだ不安になって周りの人に迷惑をかけてしまったり、とにかく全く正しい状態ではいられない自分ですが、だからこそよく考えて元気に行動したいと思います。
とにかくお一人でも多くの方のご無事を、不安を抱えてらっしゃる方の心労の軽減を、心底お祈り申し上げます。
岡村さやか