2009年12月12日土曜日

『Nine THE MUSICAL』

ル・テアトル銀座に観に行きました。
『Nine』はアカデミーで演出家デヴィット・ルヴォーのワークショップを受けた作品。レミでお世話になった新妻さんシルビアさんそしてガブローシュ役はじはじこと吉井一肇くんが出演されることもあって、もう楽しみで楽しみで。
皆さん本当に綺麗で華がある!はじはじも優しい透き通った声が大事な場面をバッチリ背負ってシンと響いていました。


少し感想書きます。
今回はG2さんの演出。セットや衣裳、空間がシンプルで洗練されていて素敵。『Nine』というとそういうイメージですが、それはクールなエンターテイメントとしてだけじゃなくて、この作品の軸、グイードの人生の虚構っぷりを演出する大事な要素なのかと。
それから、深刻そうな瞬間にこそちゃんとフフって笑える隙が、本当に笑えるのがすごい。これが舞台(私が好む・笑)に一番必要なんじゃないかと最近思うのです。憧れるのにどっぷり浸からないしでも置いてけぼりにもされない不思議な感覚。人の何かを嘲っているようで恐れているようで、でもそれも結局大したことないって言われているみたいで。

沢山好きなメロディーがありますが、一幕終盤「The Bell's of St. Sebastian」のサビみたいなフレーズが、特に好きです。前世で聴いて、やっと再会!くらい。(笑)
感想終わります。

・・・

観劇席。お隣は、はじはじの妹さんののかちゃん。レミのリトルコゼット・エポニーヌでお馴染み。開演前に、お気に入りのブローチコレクションを見せてくれたり、手品を見せてくれたり。エンターテイナーののか。ルンルンしてるのかと思いきや、開演前のキャストによる場内アナウンス、はじはじの番になると、「はじめ!」と叫んで教えてくれ、息を殺すののか。二人でじっと聞き、はじはじの番が終わったら拍手。兄思いのしっかり妹ののか。

ではまた!